テスト工程をV字モデルで表している図をみかけます。
これはインフラ構築にもあてはまるのでしょうか?
あてはまるというよりもV字モデル・ウォーター
フォールは主流だと言えます。なぜならば、インフラ
プロジェクトは要件(必要なサーバ台数、ネットワーク帯域、
セキュリティ方針など)が事前に明確になりやすく、
稼働後の変更が難しいため、V字モデルが最も
適している手法の一つと言えます。(クラウドは変更が
容易なため当てはまらないかもしれませんが・・・)
ではインフラ構築において各フェーズごとに何を
行えばいいか確認していきます。
<提案フェーズ>
◆顧客の課題を解決するための方針・構成・概算費用を
提示する工程
・現状課題の整理、解決方法の提示、
全体のシステム構成案、導入スケジュール、概算費用など
◆成果物例
・提案書、構成イメージ図、概算見積もりなど
・案件受注
<要件定義フェーズ>
◆システムに求められる機能・性能・制約を明確にする工程
・機能要件整理(システム構成/ソフトウェア/通信要件など)
・非機能要件整理(可用性/性能・拡張性/移行性/
セキュリティ/運用・保守など)
◆成果物例
・要件定義書、要件一覧、業務フローなど
<基本設計フェーズ>
◆要件を満たすシステムの全体構造を設計する工程
・要件定義で確定した内容を基に設計を行う
・システム構成、ネットワーク構成、主要機能設計、
インターフェース設計、OS設計、環境設計など
◆成果物例
・基本設計書、システム構成図、ネットワーク構成図など
・導入製品の決定(提案段階で確定してもらうのが理想だが
要件定義や基本設計後に確定する場合が多い)
<詳細設計フェーズ>
◆基本設計をもとに、実装レベルまで具体化する工程
・基本設計で確定した内容を元にハードウェアや
ソフトウェアの設定項目や値の確定
◆成果物例
・詳細設計書(パラメーターシート)
<単体試験フェーズ>
◆各機器ごとの設定および動作確認する工程
・詳細設計書(パラメーターシート)通り
各機器が設定されているか試験を実施
・サーバの起動、NW機器の疎通確認などそれぞれの動作確認
◆成果物例
・単体試験仕様書、単体試験確認書など
<結合試験フェーズ>
◆複数の機能やシステムを連携させて動作確認する工程
・基本設計通り環境が構築できているか試験を実施
・システム間の連携が正しく動作するか確認する
◆成果物例
・結合試験仕様書、結合試験確認書
・障害試験仕様書
・接続試験仕様書
<総合(受入)試験フェーズ>
◆実際の運用に近い状態でシステム全体の動作を確認する試験
・システム全体が要件通り動くか確認
・本番環境で動作することを考慮した試験を実施
◆成果物例
・総合試験仕様書、総合試験確認書など
最後の総合(受入)試験についてはこのように書き方を
まとめていますが一般的には総合試験は開発ベンダーが実施して
受入試験は発注者(ユーザー)が実施するものだと思います。
インフラだと機能要件にかかわるところが多くないのでインフラ
(開発)ベンダー側と発注者で実施する試験をまとめています。
要はベンダーを信用してくださいということですね♪

